日商簿記1級経理マンのテツオです。
私は家の資産とは別に小遣い投資も行っており、メインの投資先としてSBIバンガードS&P500とeMAXISスリムS&P500の同額積立を行っています。
毎月小遣いから1万円定額積立を行いますが、それ以外に初期資金100万円があり、基準価額を見ながら早めに入金をしようと思っていました。
そんな折にコロナショックが到来、大きな下落相場となったので一気に買い増しを進めました。
下落相場が来たので小遣い投資の第二弾、明日から毎日積立の開始です
月末頃に買付余力0になる計算です#小遣い投資 pic.twitter.com/WAMjYPrAo9
— テツオ@日商簿記1級のインデックス投資! (@tetsuo_index) March 8, 2020
下落相場とはいえ大底がいつかは分からないので、毎日1万円の同額積立で基準価額の平準化を狙います。
今回は3週間毎日同額積立を行った結果、基準価額や運用結果がどうなったかを報告します。
SBIバンガードS&P500・eMAXISスリムS&P500 基準価額の推移
以下はSBIバンガードS&P500とeMAXISスリムS&P500の年初来のチャートです。
コロナショックにより2月末から大幅に下落していること、日々の値動きが非常に大きいことが改めて分かりますね。
SBIバンガードS&P500 年初来チャート
eMAXISスリムS&P500 年初来チャート
毎日積立の結果(基準価額)
こちらが3週間(14営業日)毎日積立を行った結果です。(基準価額)
共に基準価額の最高値は3/9、最低値は3/24です。
平均値はeMAXISスリムS&P500が9,364円、SBIバンガードS&P500が8,615円。
これがどれくらい安い水準か、先ほどの基準価格のグラフに線を引いてみました。
■SBIバンガードS&P500
■eMAXISスリムS&P500
それぞれ、年初来のグラフでも、暴落が始まった2月末からのグラフでも、かなり安い基準価額で積立が出来ていることが分かります。
私もつみたてNISAのような20年間定額積立を行うものならタイミングを図る必要はないと思いますが、初期資金の比重が大きい小遣い投資の場合はある程度タイミングを図る必要があると思いっています。
現時点ではその戦略は成功していますが、今後二番底、三番底が来る可能性も否定は出来ません。
なので、数ヶ月後に振り返ると結果的に高値掴みだったということもあるかもしれません。
しかし、私自身は腹落ちした上でこの戦略を採っているので、仮に高値掴みだったとしても後悔はしません。
SBIバンガードS&P500・eMAXISスリムS&P500 運用結果比較
こちらが現時点の運用結果です。
毎日積立以外にも月初の定期積立を行っており、積立額は共に24万円となっています。
運用結果は、
- スリムS&P500:▲9,957円(▲4.1%)
- SBIバンガードS&P500:▲10,460円(▲4.4%)
と若干ながらスリムS&P500が上回っています。(503円、0.3%差)
当然ですが、両方とも含み損です。
下落相場で毎日積立を行うのは、買った翌日からしばらく含み損を抱えるということを意味します。
それを納得の上で積立を行う必要があるでしょうね。
両ファンドを比較すると、2月下旬頃まではSBIバンガードS&P500が上回っていましたが、この下落相場でeMAXISスリムS&P500が逆転しました。
理由としてぱっと思い浮かぶのは、
- 時間が経過して実質コストの差が表れてきた
- 暴落によってVOOの市場価格(取引価格)がS&P500指数とズレた
といったところでしょうか。
SBIバンガードはVOO(ETF)を保有する投資信託なのでベンチマークと乖離することがあります。(ETFの買付コスト、取引価格等)
楽天VTIも第一期のベンチマーク乖離率は大きかった(▲1.1%)ですね。
ベンチマーク乖離率がどうなっているか、SBIバンガードS&P500の3月期のレポートは要チェックですね。
おわりに
本日はSBIバンガードS&P500とeMAXISスリムS&P500の毎日積立の結果比較でした。
- 基準価額の低減に成功
- 現時点ではeMAXISスリムS&P500のリターンが上
今回の比較結果では上記2点となりましたが、株式市場の明日は誰にも分からない。
小遣い投資も長期保有を前提として長い目で取り組んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
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コメント
どっちがいいか本当にわからないですよね。
実際にはETFはさらに税金もひかれるので、多くの投資家さんの計算で、ETFが投資信託(eMAXIS)に勝つには最低でも月10万以上の積立が必要(それでもeMAXISが勝つという計算を出す投資家もいますが)と言われてますね。
実際のところは長い目で見たときどうなるかはそれこそ10年とかたたないとわからないでしょうが、大抵の計算で、どちらが勝っても20年で数十万の違いにしかならないので、深く考えるのやめました