【考察】インデックス投資の弱点は?アクティブ投資と比較しながら考察してみた

インデックス投資の弱点 投資信託

日商簿記1級経理マンのテツオです。

本日はインデックス投資の弱点について考察していきたいと思います。

インデックス投資自体は素人でもプロの市場平均と同じリターンが出せる素晴らしい投資法ですが、アクティブ投資と比較すると、インデックス投資ゆえの弱点(デメリット)が存在するのも事実です。

 

弱点をしっかり理解しておけば雑音に惑わされることもなくなるので、インデックス投資家もそうでない方も是非ご覧ください。

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期待運用利回りが年率5%程度で固定される

インデックス投資の期待運用利回りは、株式100%のポートフォリオで年率5%程度(複利)です。

年率5%複利って凄いことなのですが、アクティブ投資の場合、市場平均であるインデックス投資のリターンを大きく超えてくる人は当然ながら出てきます。

 

もちろんインデックス投資よりリターンが低い人もいますし、特に資金力・情報力で機関投資家に劣る個人投資家の場合はインデックスを下回る人の方が多いのではないでしょうか。

更に、利回りを追い求めるよりも入金力を上げる方が先というのは言うまでもありません。(個別株でダブルバガーを狙うよりインデックス投信積み立ての方が利益出すのは遥かに楽です。)

 

なので、その人がインデックスに勝てるか、入金力が先というのは置いておいて、

どうしても入金力が限定され、年率5%リターンでは資産運用の目標額に届かない、という場合、期待運用利回りが固定されるインデックス投資はその人にとっては使えない投資法になるのです。

 

良くも悪くも期待運用利回りが年率5%で固定されること、これがインデックス投資の1つめの弱点と考えます。

 

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資産形成に時間がかかる

先ほど述べた通り、インデックス投資は毎年5%程度成長していく投資法です。

そして、毎年必ず5%成長するのではなく、年によって+20%、▲3%、▲10%とバラツキがあり、長期(15年以上)でのトータル利回りが5%程度に集約していきます。

 

つまり、インデックス投資で安定して資産形成・運用していくには10年単位の時間が必要なのです。

テツオ
テツオ

時間を味方に付ける投資法、とよく言われていますね。

今は相場が良い時期ですが、時期が悪ければスタート直後の数年間は含み損というのは覚悟する必要があります。

 

なので、短期で結果を出して速攻FIREしたい人、55歳以上など運用期間を長く取れない人には不向きの投資法と言えるでしょう。

(繰り返しますが、アクティブ投資でインデックスを上回れるかは別の話です。)

 

例えば、私がもし今55歳で5,000万円持って早期退職したいと考えている場合は、インデックス投資より高配当投資が有力な選択肢になると思います。

高配当投資はアクティブ投資の1つなので、ポートフォリオ組むための勉強は必要ですが、相場に大きく左右されずに一定のキャッシュが入ってくるのはリタイア生活において非常に心強いです。

 

安定した資産形成に10年単位の時間が必要であること、これがインデックス投資の2つめの弱点と考えます。

 

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おわりに

本日はインデックス投資の弱点について考察してみました。

インデックス投資自体は弱点の少ない優れた投資法と改めて実感しましたが、長期の運用期間で少しずつ成長していく投資法が適さない人がいるのも事実。

 

運用方針は人それぞれ、ということなのでしょうが、メリットデメリットをしっかり腹落ちさせた上で、自分にとって最適な投資法を選択していきたいですね。

 

ありがとうございました。

 

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