日商簿記1級経理マンのテツオです。
今回は私の過去の黒歴史 ロイヤルロンドン投資を紹介します。
投資初心者時代にやらかした案件で、今はもう解約していますが、絶対に契約してはいけない超高手数料投資信託であり、反面教師としてご覧ください。
ロイヤルロンドン投資とは?
ロイヤルロンドン投資とは、オフショア投資の1つで、租税回避地(タックスヘイブン)で設立された投資信託に投資する商品です。
税率が低い、もしくはゼロであるため、運用会社は効率的に運用出来るということですね。
ロイヤルロンドン社(RL360°)も本社をタックスヘイブン地であるマン島に置き、キャピタルゲイン・インカムゲイン共に税率ゼロで運用を行っています。
そんなロイヤルロンドン社の投資信託、QUANTUMがどんな商品かと言うと…?
ロイヤルロンドン投資(QUANTUM)基本情報
- 最低積立金額:500ドル
- 契約期間:5年~30年
- ポートフォリオは運用会社であるIFAにより決定
- 積立開始2年間は初期口座に入金され、初期口座は原則取崩不可。
3年目からは貯蓄口座への積立。 - 初期手数料:初期口座から年6%
ファンド管理費:全口座から年1.5%
プラン費:月7.5ドル
マネジメント費:貯蓄口座から年1% - 積立の停止、一部取崩可
- 解約手数料:初期口座×一定割合(残年数で決定)
- 30年の場合、初期口座に3000ドルボーナス+満期時に時価総額×7%のボーナス
ボッタクリ投信が裸足で逃げ出す高手数料ですね\(^o^)/
信託報酬年0.1%程度でS&P500に投資出来るeMAXISスリムS&P500がある中で、初期口座年6%、貯蓄口座年1%、全口座年1.5%、更に月7.5ドルの定額を踏んだくる鬼のような手数料。
どれだけ優秀なファンドマネージャーがいても、どれだけ税金が掛からなくても確実に手数料負けするスキームになっており、我々受益者としては最低の投資信託であると言わざるを得ません。
ちなみに運用はIFA(金融商品仲介業者)が行い、契約者→紹介者→IFA→ロイヤルロンドンという契約スキームになります。
私のIFAはアミチインターナショナルという会社でした。
補足:ロイヤルロンドン投資は詐欺?
ロイヤルロンドン投資を検索すると「詐欺」と出てきます。
ロイヤルロンドン投資自体は詐欺ではないのですが、高手数料以前に紹介者に問題がある場合が多く、紹介料欲しさに口八丁で契約させ、契約後は連絡が付かなくなり、契約者が困るというパターンが多いそうで、それにより「詐欺」と言われることが多いようです。
私の場合は紹介者と6年経っても連絡が付き、解約まで漕ぎ着けましたが、連絡が付かなくなると思うとゾッとしますね。。。
では続いて当時、投資初心者の私が何故ロイヤルロンドン投資を契約するに至ったのか、経緯を紹介します。
ロイヤルロンドン投資契約の経緯
時は遡り2013年、貯金が大分貯まり余剰資金が出来たので、遊ばせておくのも勿体無いからと投資を始めることを決意。
友人の紹介でマネーセミナーに参加し、長期・分散・積立の三原則が有効であること、ドルコスト平均法による長期投資信託がサラリーマンにぴったりの投資法であることを知りました。
受講生をカモるために敢えて隠していたのでしょうが、上記に加えて低コストであることが超重要ですね。
その後、マネーセミナーで講師役をしていた人と個別相談する機会があり、何か良い案件でもないかと話を聞きに行く。
今振り返ると完全なるカモですね…。
一通り話し終わった後、
ところでテツオさん、盆正月はご実家に帰られますか?
帰りますよー
投資しながら帰省の交通費をかなり浮かす方法があるんですが、もし良ければご紹介しましょうか?
マジっすか?是非!
こんな流れでロイヤルロンドン投資を紹介され、
つまり、30年間毎月500ドルの積立を行い、支払をマイルの貯まるクレカにすることで投資しながらマイルを貯められるという訳です。
手数料はトータルで年2~3%ですが、初期ボーナス3,000ドル、満期時運用結果に+7%ボーナスが付与される大きなメリットがあります。
ふむふむ。
ドルコスト平均法による資産形成を説明した本もあるので、良かったらご覧下さい。
ありがとうございます!
当時、20代中盤でまだまだ跳ねっ返りで、人と違うことをしてみたい想いがあった私、月500ドルを30年というのに尻込みするも、当時の経済状況的に問題ないだろうと甘い考えの元、この後程なくして契約を結ぶことになるのでした。
次回はロイヤルロンドン投資の運用結果を公開します。
正直かなり酷いです、アミチインターナショナルとは…。
続き:黒歴史②
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