日商簿記1級経理マンのテツオです。
コロナウイルスショックによる株価の強烈な下げが止まりません。
ダウ・S&P500が1週間で10%以上下落。ダウは28日に1日における過去最大の下落幅を記録しました。
私がつみたてNISAを始めた2019年8月並みの水準まで下落。この下げ相場、どこまで続くのでしょうか。
私の運用結果も一時含み益+15%以上あったのが一気にマイナス転落です。
2月上旬にはまだまだ上げ基調だったのが、僅か1週間でここまで下落するとは誰が予想したでしょう。
そんな2020年2月の運用結果を振り返ります。
テツオの月々の積立額は?
まずは、私の月々の積立額から紹介します。
楽天VTIとeMAXISスリムS&P500の同額積立を行っています(月45,002円)。
内訳は、つみたてNISAで33,332円(楽天ポイント2円)、特定口座で11,670円。
企業型DCも行っており(会社で強制加入)、自己負担5,000円+会社負担8,000円の合計13,000円。
合計58,002円(自己負担50,000円)を毎月積み立てていきます。
2020年2月の運用結果報告
こちらが2月の運用結果になります。
つみたてNISA
・楽天VTI:▲0.5%
・スリムS&P500:▲0.4%
特定口座
・楽天VTI:▲7.3%
・スリムS&P500:▲7.4%
企業型DC
・MSCIコクサイインデックス:+6.2%
トータルリターン
・トータルリターン:+3.7%
一応表面上はプラスですが、企業型DCの基準価格更新が遅いだけで、実質的にはマイナスです。
一時は円安も相まって含み益が15%以上ありましたが、1週間で焼野原となりました。
流石にここまで下落するのは想定外でした(汗)
特に今年1月から開始した特定口座側の下落が大きいですね。
2月米国市況振り返り
冒頭でも触れましたが、2月の米国市況は、上旬はまだまだ上げ基調でしたが、下旬になり一気に下落しました。
■S&P500チャート(1ヶ月)
もちろん原因はコロナウイルス。
米国は中国から地理的に遠いため、影響が軽微と思われていましたが、アップルの1~3月期の売上目標未達発表があった辺りからでしょうか。
中国が機能停止になったことによるサプライチェーンへの影響が目に見えてきたことで下落が始まり、最終的に売りが売りを呼ぶ展開に。
今回6日間でS&P500が10%下落しましたが、これは過去最速ペースだそうです。
短期とはいえ、我々はリーマンショックを超える下落を経験しているということですね。
Fastest correction in S&P history: correction we have seen in stock market over past 6 trading sessions is fastest 10% decline in S&P500 from a record high, DB says. Speed of the decline over the past week even beats Black Monday episode in Oct1987, where the peak was in Aug1987. pic.twitter.com/Y1SLjnaHkk
— Holger Zschaepitz (@Schuldensuehner) February 27, 2020
では、こんな時に投資家は何をすべきか?
人によって方針は異なるでしょうが、つみたてNISAによるインデックス投資であれば答えは一択、淡々とした積立あるのみです。
私は当初の方針を貫き、20年間積立を続けます。
この暴落でつみたてNISA口座を解約した人もいるらしいですが、株のバーゲンセールと節税のチャンスを自ら捨てるとは、残念な選択としか言いようがないです。
過去SARSで株価が暴落した時も下げは一時的なものであり、最終的には元値以上に回復しています。
株価は長期的には右肩上がり、それは過去の歴史が証明しています。
それを信じて投資を、つみたてNISAを始めたのであれば何も考えずに積立をするのが唯一解になります。
私は仮に含み損が▲50%になっても淡々と積立を続けます。
楽天VTI vs スリムS&P500
楽天VTIとスリムS&P500は、今月もスリムS&P500の勝利でした。
しかし、月の途中では楽天VTIがリードする時もありました。
僅差のレースが続いています。
過去記事の抜粋ですが、VTIとVOO(S&P500)の過去10年のリターンを比較したグラフが以下になります。
使用サイト:yahoo!finance(米国版)
濃い青がVOO、薄い青がVTIです。
ほぼ同リターンの僅差で推移していることが分かりますね。
引き続き毎月経過を見ていきたいと思います。
個別のチャートは以下の通り。
楽天VTI
eMAXISスリムS&P500
両方とも8月上旬の基準価格まで戻っています。
最高値からの下落なので、角度が半端ないですね(汗)
日本経済への影響
日本は米国以上に大変なことになっています。
特に日本は実体経済へのダメージが大きく、マスクの品薄、各種イベントの中止、小中高の休校、行楽施設の営業中止など、国全体が落ち込んだ状態に。
私達夫婦も子供が産まれる前に最後の旅行を計画していましたが、泣く泣くキャンセルしました。
また、こういった時に起こるのが風説の流布。いわゆるデマですね。
マスクに関してはコロナウイルス対策に必要であり、品薄になるのは分かります。
しかし、トイレットペーパーやティッシュペーパーまでデマを発端にした買い占めが始まっているようで、残念で悲しい気持ちになりました。
トイレットペーパーやティッシュペーパーの原材料はマスクとは違いますし、殆どが国内で製造されています。
少し調べれば分かることですが、SNSでデマが拡散された結果、買い占めに走る人が増加。
結果的に本当にトイレットペーパーやティッシュペーパーが一時的な品薄となってしまいました。
備蓄が切れたのならまだしも、何ヶ月も使い切れないような大量のトイレットペーパーを買って何がしたいのでしょうか?
日本はオイルショックから何も学んでいないですね。
私はデマに踊らされない、拡散しないようにしたいです。
終わりに
コロナウイルスによる下落相場がいつまで続くか分かりませんが、私のようなサラリーマン投資家に出来ることは積立を継続すること。
来月も引き続き淡々と積み上げを続けていきたいと思います。
ありがとうございました。
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