日商簿記1級経理マンのテツオです。
10/1に消費税が10%に上昇して1ヶ月経過しましたが、皆様の家計への影響はいかがでしょうか?
何もしていないのに家計が苦しくなったり、節約を強化して乗り切ったりしているでしょうか?
私は「正直良くわからん」というのが率直な感想です。
何か行動を変えたこともないですし、家計が苦しくなった実感もない。
ただ事実として消費税は上昇している。そこで今回は増税が家計に与える影響を改めて見ていきたいと思います。
消費税の対象は?
そもそも、消費税が課される取引は何か。
全ての取引に課される訳ではなく、課税対象外(非課税・不課税)となる取引もあります。
代表例は以下。
- 土地の譲渡及び貸付け
- 住宅の貸付け
- 介護保険サービスの提供
- 社会福祉事業等によるサービスの提供
- 助産
- 学校教育
- 保険金や共済金
- 損害賠償金
- 国外取引
土地の売買や家賃に消費税が掛からないというのは割とメジャーですが、介護サービスや助産、学校教育に掛からないというのは正直初めて知りました。
では本題、日本の一般家庭における増税影響はどの程度か、我が家の家計を例に見ていきます。
我が家の家計(30代共働き・子なし)
我が家の費用を多い順に並べると以下の通り。
費目 | 金額 |
家賃 | 8.8万円 |
食費 | 7.1万円 |
小遣い | 6.0万円 |
不定期支出 | 2.0万円 |
光熱費 | 1.8万円 |
奨学金 | 1.5万円 |
通信費 | 1.4万円 |
旅費積立て | 1.2万円 |
交際費 | 1.2万円 |
日用品 | 1.0万円 |
レジャー費 | 1.0万円 |
医療費 | 0.5万円 |
合計 | 34万円 |
食費と小遣い多くね?というツッコミはスルーしつつ、この内、支出の上位勢が軒並み増税対象外となっております。
増税対象外のもの
- 家賃・奨学金(元々課税対象外)
- 食費(軽減税率)※外食は除く
- 小遣い・旅費積立て(実際の支払時まで税が掛からない)
色分けすると、直接的に(直ちに)増税影響があるものは以下の通りです。
費目 | 金額 |
家賃 | 8.8万円 |
食費 | 7.1万円 |
小遣い | 6.0万円 |
不定期支出 | 2.0万円 |
光熱費 | 1.8万円 |
奨学金 | 1.5万円 |
通信費 | 1.4万円 |
旅費積立て | 1.2万円 |
交際費 | 1.2万円 |
日用品 | 1.0万円 |
レジャー費 | 1.0万円 |
医療費 | 0.5万円 |
合計 | 34万円 |
なんと増税影響があるものは34万円中8万円、全体の2割程度に留まっております。
ここにキャッシュレス還元が加わる訳で、そりゃあ実感ないですね…。(8万円の2%って1,600円ですからね…。)
事実として消費税は上昇している
キャッシュレス還元や軽減税率で痛みは緩和されていますが、事実として消費税は上昇している。ではどうすべきか、私なりの考えを以下に示します。
制度の最大限活用
まず行うべきは制度の最大限活用です。
政府の制度として、キャッシュレス還元施策があります。
指定店舗でキャッシュレス決済を行うと2%または5%還元されるこの制度、リアル店舗だけでなく楽天市場などのネット店舗も対象になっています。
これは活用しない手はないです。詳細は過去記事にまとめていますので、参考にしてください。
また、政府の制度に合わせて民間も様々なキャッシュバックキャンペーンを展開し、自社サービスへの囲い込みを図っています。
私も今月はd払い、PayPay、三井住友カードのキャンペーンに参加し、各々20%以上の還元を受ける予定です。
その他JCBカードの20%還元キャンペーンもありますので、詳細は過去記事を参照下さい。
今まで通りの生活を続ける
増税したからといって極端に消費を抑えたりする必要はないです。
上記の通りキャッシュバック施策が豊富ですし、変動費の節約は心が寂しくなります。
なので、今まで通りの生活を続けつつ、お得なキャンペーンには積極的に参加する、その程度で良いと思います。
増税の度に過度な節約をしていたら身が持ちませんからね(*^_^*)
終わりに
本日は増税の影響と活用出来る制度の紹介でした。
皆様の生活の一助になれば幸いです。
ありがとうございました。
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