日商簿記1級経理マンのテツオです。
前の記事の続き、消費税10%対策その② 民間のサービス活用法の紹介です。
前の記事(政府の制度編)をご覧になってない方は以下からどうぞ。
クレジットカードの還元キャンペーンを利用する
政府のキャッシュレス推進施策に合わせて、クレジットカード各社は自社へ囲い込みを図るため、競って大型キャンペーンを展開しています。
消費者としてはこのようなキャンペーンを上手く利用して増税をお得に乗り切りたい所です。
政府主導の施策(2%または5%還元)とも重複可能ですので、合わせて最大25%の還元を受けることが出来ます。
現時点の主要なキャンペーンは以下の2つです。
三井住友カード(20%キャッシュバック)
6万円利用することで1万2千円キャッシュバックされる三井住友カードのキャンペーンです。
ポイント還元ではなく、現金キャッシュバックというのが非常に嬉しいポイント。
アプリログインとにカード利用だけで条件クリアというのもありがたいですね
私も1枚発行予定ですが、利用期限がカード発行2ヶ月後までというのと、2年目から年会費が掛かるのが注意事項です。
公式サイト
JCBカード(20%キャッシュバック)
各種JCBカードをApple PayまたはGoogle Payに紐付けて利用すると20%キャッシュバックされるJCBカードのキャンペーン。
三井住友カードと違って新規カード発行が不要なので、既存ユーザーに優しいのが嬉しいポイントですね。
私の場合は残念ながら使用機種がiPhone SEでApple Pay未対応のため、本キャンペーン不参加の予定ですが、12月までに機種変更した場合は乗り込みます!
JCBカードを新規発行する場合のおススメカード
■JCBカードW/L
主に39歳以下のカード、Wは男性向け、Lは女性向けです。
年会費は無料で、Amazonで購入する際、特設サイト経由で購入することでポイントが貯まるのが特徴です。(貯めたポイントはAmazon等で利用可能)
■ANA To Me CARD PASMO JCBカード(ソラチカカード)
飛行機に乗らずにマイルを貯める、陸マイラー必須のカードと言われています。
年会費は初年度無料、2年目から2,000円ですが、旅行好きにとっては年会費を補って余りあるメリットがあるカードです。
kyash +ペイ系の活用
ただクレカで決済をするのではなく、kyashやペイ系と組み合わせることで更なる還元を狙うことができます。
kyashリアルカード
名目はプリペイドカードですが、クレジットカードを紐付けることで実質的にクレジットカードとして利用出来ます。
クレジットカード会社のポイントとは別に、kyash独自のキャッシュバックがあり、9月までは利用額の2%、10月以降は1%キャッシュバックされます。
ただクレカを利用するより、クレカをkyashに紐付けてkyashで支払することで、更に1~2%のキャッシュバックが得られるということですね。
公式サイト
origami pay
Pay系の中でkyashと相性が良く、origami payにkyashを紐づけてorigami payで支払ことで、ポイントの3重取りが可能になります。
- origami pay→2%または50円OFF
- kyash→9月は2%、10月以降は1%
- クレカ→三井住友カードなら20%
更に政府の還元策と合わせると4重取りと、決済方法を工夫するだけで、増税分以上に取り返すことが出来ます。
origami payを利用出来る店舗はorigami pay、利用出来ない店舗はkyashを使用するとルール付ければ、混乱せずに済むと思います。
公式サイト
d払い
ドコモのキャッシュレス決済、d払いの大型キャンペーンです。
期間中にd払いをすることで、20%還元されるというもの。
ポイント還元であることと、最大還元額が少ないことがネックですが、クレカ払いにすることでポイント2重取りが出来るのが嬉しいポイントです。(kyashを紐付け出来ないのが残念なところ)
公式サイト
まとめ
現金では一切のキャッシュバックを受けることが出来ませんが、以下3つの施策を利用することで、キャッシュレスならば最大45%の還元を受けることが出来ます。
- 政府のキャッシュバック(2%または5%)
- クレジットカード会社のキャッシュバック(20%)
- kyash+ペイ系の利用(d払いは20%、kyash+origami payは3%)
使用方法がややこしいと感じる方もいると思いますが、以下のルールで支払いを行えば問題ないです。
事前準備
- kyash・d払いにクレジットカード(三井住友カード)を紐付ける
- origami payにkyashを紐付ける
- apple pay または google payにJCBカードを紐付ける
支払い
- 15,000円まではd払いで決済(1回あたり5,000円まで)
- origami payを使える店舗はorigami payで決済
- kyashを使える店舗はkyashで決済
- kyashを利用出来ない店舗は三井住友カードで決済
- 1~4の合計額が6万円以上になったらapple payまたはgoogle payで支払い
- 5の合計額が5万円以上になったら各種決済の紐付けカードをメインカードに切替える
色々なキャンペーンがあって整理し切れないかもしれませんが、100点を狙わずに70点を狙いに行けば、それだけでもかなりお得になります。
消費者としてはこれらの還元策を利用しない手はないので、どんどん活用し、増税分以上の還元を受け、お得に暮らしていきましょう!
ただし、還元されるからと言って無駄遣いはNGですよ!
私が紹介したもの以外にも様々な決済手段が存在するので、自分に合った決済手段を探すのも楽しいと思います。
本日は以上になります。
ありがとうございました。
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