家計改善を成功させる、たった1つの秘訣

家計管理

日商簿記1級経理マンのテツオです。

皆さんは、貯金をしたいけど何から手を付けていいか分からない、家計簿が面倒臭く長続きしない、色々節約しているのに家計が改善された実感がない、そう思ったことはありませんか?

 

このような方は、家計改善のために必須の最重要事項が抜け落ちている可能性があります。

そこで本日は、私が考える「家計改善を成功させる、たった1つの秘訣」を紹介したいと思います。

 

 

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目標を持つこと

結論から言うと、「目標を持つこと」、これが家計改善の絶対条件だと考えます。

ただの目標ではないです、強いモチベーションの上に成り立つ目標です。

家計管理は正直しんどいこともあります。

いくらアプリで自動連係されるからといっても毎月大量の支出情報を仕分けし、予算をオーバーしないように自分たちの生活をコントロールしていくことになります。

経理マンだってしんどい時はある、ましてや普段家計管理をしたことがない人には猶更大変だと思います。

 

ではなぜ家計管理を続け、家計を改善出来るのか。

それは、達成したい目標があるからです。目標がモチベーションの源泉になるのです。

 

我が家の場合は、「快適に暮らせる家に住むこと」「定年前(60歳位)にプチ早期リタイアすること」の2点でした。

そして、その目標の実現のために、「家の頭金相当額を貯めること(貯蓄)」と「長期での資産運用を行うこと(インデックス投資)」の2つの手段を取ることを決断しました。

 

我が家のキャッシュポジションが高めで、投資は月5万円、残額は全て貯蓄に回しているのはそれが理由になります。

 

目標は人それぞれですが、一例として以下のようなものがあると思います。

  • アーリーリタイアをする
  • 新築の購入資金を作る
  • 子供の養育費用を貯める
  • 老後悠々自適に暮らすための資金を作る
  • 年1回リゾートで豪遊するための資金を作る
  • 全力で趣味を楽しむための資金を作る
  • 借金を完済して綺麗な身になる

何でも良いです、自分が「絶対に達成したい」「そのために多少の手間や我慢は許せる」と自然に思うことが出来る目標を持つことです。

目標を持つ前に小手先のテクニックだけを学んで家計改善を始めても上手くいかないことが多いです。

逆に、目標を持つことが出来れば、テクニックなどなくとも家計は自然と改善されます。

人は高いモチベーションがあれば何でも出来る生き物だからです。

 

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定量的に考える

そして、目標を決めたら、次はそのために何年で何円必要か、定量的な目標を立てましょう。

例えば、35歳の人が、「年金が足りない分を自分で補う」という目標を立てた場合は、「65歳までの30年間で2,000万円」が定量的な目標になるでしょうか。

(実際は2,000万円では足りないと思いますが、あくまで例なので割愛)

 

目標の達成には、がむしゃらに節約することではなく、定量的な目標を定め、それに向けて正しく努力することが必要です。

 

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月々の計画に落とし込む

定量的な目標を持ったら、次に、目標額を月々の計画に落とし込みましょう。

将来〇〇円必要だから毎月〇円の積立が必要と、具体的な数字で考えていくということですね。

 

ではその月々の計画の作り方について、以下の具体例(ケース)を元に紹介したいと思います。

 

ケース:30歳独身のAさんの場合

Aさんは30歳独身男性、日々激務の中、精神をすり減らしながら働いています。

毎月5万円貯金し、現在の貯金は1,000万円。

結婚する気は全くなく、また精神をすり減らしながら定年まで仕事をし続けるのも嫌なので、50歳には生涯必要なお金を貯めてアーリーリタイアしたいと思うようになりました。

 

ネットでアーリーリタイアについて調べると、50歳独身男性の場合は5,000万円縲鰀8,000万円程度必要になるようです。

セミリタイアでも良い、まずは最低限必要になる5,000万円貯めるぞと、一念発起して家計改善を始めました。

 

  • 目標:アーリーリタイアをして苦しい仕事から解放されること
  • 定量的な目標:20年で5,000万円(残り4,000万円)

 

さて、4,000万円を貯金だけで賄う場合、月16.6万円の貯金が必要になります。

流石にそれは難しいということで、長期での資産運用を検討するAさん。

安全に資産形成を行うため、積立投資を選択。

年5%の利回りで運用できれば月9.7万円の積立で4,000万円に届くことが分かりました。

生活防衛費は十分にあるので、現在の毎月の貯金5万円を投資に回しつつ、+4.7万円捻出出来れば目標の積立額に届きます。

 

  • 月々の計画:9.7万円を運用に回す
  • そのために必要なこと:月4.7万円の節約

 

そこで家計の見直しを行い、一度改善すれば永続的に効果のある固定費の削減に着手、不要な保険の解約、格安SIMへの移行、利用しない月額サービス(動画サービス、ジム、新聞など)の解約等を行い、生活レベルをほぼ落とさずに+4.7万円を捻出、アーリーリタイアに向けた資産形成を開始するのでした。

 

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順番を意識する

家計改善の失敗パターンと何が違うか、分かったでしょうか?

失敗するパターンの多くは、とにかく節約する!→やってみたけど面倒臭いし大変だし長続きしない

成功するパターンは、最終的な目標を定め、月々の具体的な金額に落とし込み、その金額を実現するにはいくら削減が必要か、「目標から逆算して正しい努力をしている」ことが多いです。

 

なので、皆さんも家計改善を始めるにあたり、闇雲に始めるのではなく、まずは目標を考えることを強くお勧めします。

 

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終わりに

本日は精神面のお話が中心でしたが、絶対に必要になるポイントだったので、紹介しました。

次回以降、私が取り組んでいる具体的な家計改善の手法(主に固定費の削減)を紹介したいと思います。

 

ありがとうございました。

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