【借金は悪?】個人編:奨学金・住宅ローン(良い借金・悪い借金)

マネー論

日商簿記1級経理マンのテツオです。

前回の記事に引き続き、借金は悪なのか?個人がする借金について、「良い借金」「悪い借金」に分けて解説したいと思います。

前回の記事はこちらから。

 

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個人の場合

個人がする借金というと、ドラマや漫画のイメージが強いでしょうか。

高利貸から借金をして借金取りに追いつめられる、ウシジマくんミナミの帝王の世界ですね。

これは悪い借金の代表例ですが、個人がする借金でも良い借金もあります。

「奨学金」と「住宅ローン」です。

 

良い借金

奨学金

なぜ奨学金が良い借金なのか。

お金のない家庭でも大学を卒業し、新卒一括採用のプラチナチケットを手に入れられるからです。

 

高卒と大卒では生涯年収が4000万円ほど変わると言われています。

それは、日本では「大卒以上でないと入れない企業」が多いからです。特に大企業ほどその傾向が顕著ですね。

そして、大企業になればなるほど生涯年収は上がる傾向にある。

高卒よりも大卒の方が人生の選択肢が圧倒的に多い、それが今の日本です。

 

しかし大学にはお金が掛かる。私立文系の場合で4年間280万円、理系だと更に必要です。

これを払えない場合、高卒で就職して大卒に4000万円の生涯賃金の差を付けられるハードモードの人生が始まる訳ですが、それを補うのが奨学金。

 

お金のない家庭でも大学に通って新卒一括採用のプラチナチケットを手に入れられる。

そのお金を低利子、無利子で調達出来る、そんな超好条件の融資は奨学金以外にありません。

なので私は奨学金は良い借金であると考えます。

 

よく、奨学金を返済出来ない若者が報道され、奨学金が悪者扱いされることもありますが、奨学金の本質を誤解している人がそのように言うのだと考えます。

要は、借金をしてまで大学に通っているのに、ただ大学で遊んでいた学生ですね。

借金をして学問を修めても残るのは借金だけ。

奨学金の目的は大学に通うことではなく、将来の選択肢を広げることです。

自分に対する先行投資なのです。

投資であるならば、当然利回りを意識すべきで、借金以上の稼ぎを生み出さなければただの負債になります。

 

大卒で広がった選択肢を活用することなく、就職しない、または奨学金の返済すら困難な職に就いてしまう、これでは借金をした意味がないと思います。

 

借金<将来生み出すキャッシュフローである時に「良い借金」となる。

であれば、漫然と大学時代を過ごすのではなく、少しでも良い職に就けるよう、大学で何か活動を行う、就活を全力で行うなど、何らかのアクションをすべきだと考えます。

 

私も奨学金で大学に通いましたが、リーマンショックを乗り越えてホワイト大企業に就職することが出来ました。

大学3年の夏から就活を始め、100社以上受けてようやく合格です。

奨学金の返済に文句を言うような人は、これくらいはやってから言うべきだと思います。

 

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住宅ローン

住宅ローンについては、時と場合にもよりますが、基本的には「良い借金」であると考えます。

手元資金では到底手に入れられない資産を、超低金利で取得することが出来るからです。

 

例えば3LDKのマンションを購入する場合、東京近郊で4,000万円以上、東京では5,000万円以上はします。

一般庶民がそれを現金で用意するのは非常に困難。

しかし、住宅ローンを組むことで住環境を一気に向上しつつ、そういった資産を取得することが出来ます。

 

特に今は超低金利で、変動金利で0.3%台~という大盤振る舞い。

住宅ローン控除で金利1%分が還元されるので、住宅購入から10年間は差額分得をするという逆ザヤ状態。

住宅ローンを組む場合は是非活用したい制度で、これを利用して10年ごとに住み替えを続け資産を増やし続ける強者もいるようです。

 

しかし、住宅ローンは借金で不動産を取得するものである以上、「不動産投資」の一種であることは間違いない。

安易に住宅ローンを組んで返済が出来なくなった場合、悲惨な未来が待ち受けています。

また、返済期間が35年と超長期に渡るので、環境激変リスク(収入減など)に非常に弱いです。

 

更に、取得した不動産の価値が借金の残額を下回る場合は、取得した不動産は「資産」ではなく「負債」となります。

日本の不動産は負債となる場合が多いです(新築で鍵を開けた瞬間に2~3割資産価値が減少)。

資産となる物件を見極め、環境激変リスクに備えた返済計画を立てる、それが出来れば住宅ローンは「良い借金」になると考えます。

 

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悪い借金

住宅ローンと奨学金以外の借金は基本的に全て悪い借金だと考えます。

消費者金融、カードローン、キャッシング、リボ払いなどその最たる例ですね。

 

企業編と考え方は同じですね。

事業拡大のための借金は良い借金、赤字補填のための借金は悪い借金でした。

 

「浪費」や「生活費」に消えるような借金は最悪。

将来、「資産」になるお金を低金利で調達する、それが良い借金だと思います。

 

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終わりに

企業編、個人編と2回に分けて良い借金・悪い借金について私の考えを紹介しました。

賛否両論あると思いますが、実体験をもとに思うところを書き連ねてみました。

本記事をご覧下さった方の参考になれば幸いです。

 

ありがとうございました。

 

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