【社会人】仕事をしながら日商簿記1級に独学で合格するには?勉強法・テキスト・学習時間を紹介!

マネー論

日商簿記1級経理マンのテツオです。

今回は私が仕事をしながら独学で日商簿記1級に合格した際の勉強法やテキスト、学習時間などを紹介したいと思います。

 

前回の記事 日商簿記検定1級に合格したら人生が変わった話に興味がある方は以下のリンクからどうぞ。

 

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基本データ 学習期間・学習時間・受験回数等

冒頭でも紹介した通り、私は社会人で仕事をしながら独学で日商簿記1級の学習を進めました。

特に初期段階はかなりスローペースで進めましたし、最短ルートではないと思います。

それを念頭に置いてご覧ください。

 基本データ
  1. 合格までの期間:約3.5年
  2. 合格した年:2013年
  3. 受験回数:3回
  4. 学習時間:約1,000時間

正確にデータを取った訳ではないので、学習時間はアバウトですが、これくらいの年月と時間を掛けて合格しました。

 

テツオ
テツオ

それでも私にとっては人生を変えるきっかけになったので、結果的には良い自己投資になりましたが、正直軽い気持ちでこの資格を取ろうというのはおすすめ出来ません。

 

使ったテキスト、問題集

私が使ったテキストは古すぎて絶版になっているので、あまり参考になりませんが、TAC出版の合格テキストを使いました。

こんな感じのやつですね。

テツオ
テツオ

時代を感じる…。

 

テキストは大手のものなら悪いものはないと思うので、無難にテキスト・問題集セットになったものを選べば良いと思いますが、重要なのはテキストではなく過去問です。

 

過去問は最高の良問

私の受験哲学は「過去問は最高の良問である」ということ。

どんな問題集も過去問には敵わないんですね。

なので、的中率〇%の予想問題集!のようなものには手を出さずに、過去問をひたすらやりこむのが重要です。

 

テキストと問題集は必要ですが、それ以外に「過去問が15回分掲載されている過去問集」を買いましょう。

15回というのは目安ですが、過去の出題傾向を網羅するために少なくとも10回以上は必要です。

今だとこういう過去問集ですね。

テツオ
テツオ

過去問は本当に必須です。

 

そして、その15回分の過去問を何周も行い、全ての過去問で90点以上を獲得出来れば合格圏に入ったと考えれば良いです。

繰り返しますが、「過去問を15回分解き、全てで90点以上を取得する」

日商簿記1級に限らずですが、これが資格試験の必勝法です。

LIAR GAME(甲斐谷忍)より

 

テツオ
テツオ

必勝法を紹介したところで、続いて私の合格までのプロセスを紹介します。

 

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STEP1 テキストで学習&問題集で復習

まずはセオリー通りテキストで学習です。

平日は帰りの電車で毎日30分テキストを読み、土日も30分から1時間程テキストを読む。

時間で区切らず、今日は〇〇ページ読む、と量で区切ることで集中力を持たせるようにしました。

 

平日は仕事で力尽きているのでテキスト学習のみです。

深夜まで残業したような日は体力回復優先で勉強はしません。

 

そして、土日にその週で学習した内容を問題集で復習します。

また、この段階では過去問は使わず、テキストとセットになった問題集で復習します。

 

これを1年くらいかけて行いましたが、スローペースすぎて最初の方に勉強した内容は完全に忘れてしまいました(笑)

本業が忙しいとどうしてもこうなってしまうので、初回は「とりあえず概要を抑える」程度でスピード重視で行った方が良いかもしれません。

 

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STEP2 過去問を解く

問題集を1周、テキストを3週くらいしたら過去問にチャレンジです。

過去問15回分を行なって毎回90点以上取れるようになればまず落ちることはないですし、逆に何回もやった過去問で90点以下であれば理解の追い付いていない箇所があるということ。

 

 ポイント
  1. 土日は過去問を解き、間違えた箇所はその日の内にテキストで復習。
  2. 平日は電車でテキスト学習を続け、何回でも身に付くまでひたすら読み込む。

半年以上これを繰り返し、過去問15回分をマスターするよう努力しましたが、そこは範囲が広く難易度も高い日商簿記1級。

1回目の受験までにマスターすることが出来ず、不合格。

その後も平日テキスト学習→土日に過去問というサイクルを続け、3回目でようやく過去問毎回90点以上の域に達し、合格することが出来ました。

 

予備校の直前模試に参加

また、試験の雰囲気を味わうため&過去問にない新パターンの問題を解くために直前模試に参加しました。

いくつか行きましたが、大原簿記の直前模試が本番に最も近く、良問でした。

 

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日商簿記1級にマグレ合格はない

私が受験して感じたのは、日商簿記1級にマグレ合格はないということです。

日商簿記1級は表面上は絶対評価ですが、実際は合格率が10%程度になるよう配点で調整された相対評価。

そして、競争相手は会計士・税理士のタマゴ達です。

 

私は2回とも1点足らずで落ちていますが、それは採点者から「この回答では日商簿記1級に相応しくない」と判断を下されたからに近く、合格者との差は天と地ほどあります。

テツオ
テツオ

1〜2点足らずで不合格になる人はかなり多いようです。

 

なので、合格するには表面的に問題を解くテクニックではなく、出題範囲の内容を真に理解していることが必要。

過去問を15回行うのも、解き方を覚えるのではなく、最高の良問を通して理解を深めるために行います。

 

そして、その深い理解を社会人・独学で得るには、泥臭い方法ですが、やはり何回もテキスト⇔過去問の繰り返しで体に覚えさせることが必要と私は考えます。

 

テツオ
テツオ

以上が私の合格までのプロセスでした。

社会人・独学で受験する方の参考になれば幸いです。

 

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おわりに

本日は私が仕事をしながら独学で日商簿記1級に合格した際の勉強法やテキスト、学習時間などの紹介でした。

前回の記事で紹介した通り、日商簿記1級クラスになると人生を変えることも出来るので、本気で取り組みたいという人は是非チャレンジして見て下さい。

ありがとうございました。

 

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