日商簿記1級経理マンのテツオです。
本日は私がインデックス投資を始めるにあたり参考にした本を3冊を紹介したいと思います。
こんな方におすすめの書籍です!
お金は寝かして増やしなさい
おススメ度:★★★★★
インデックス投資を10年以上実践してきた大先輩投資家の珠玉の経験の詰まった1冊、レジェンド級の本です。
インデックス投資について体系的に学びつつ、これらの疑問を解決することが出来ます。
さらに、投資を行う上で超重要な2つの要素を学ぶことができます。
リスク許容度を超えた取引を行ってしまった結果、コロナショックにより投資の世界から退場してしまった人もいます。
また、資産配分(株・債券・不動産・金などの配分)が適切でないと、知らず知らずのうちにリスクを取りすぎになってしまう場合があります。
投資初心者があまり考えない、しかし超重要な要素である「リスク許容度」「資産配分」を考える手助けになる。
これが他2冊との大きな違いですね。
私は3冊中最後にこの本を読みましたが、この視点を補完することができ、本当に読んで良かったと思いました。
また、おすすめの投資信託についても幅広く掲載されており、広い視野を持つことが出来ます。
さらに圧巻は巻末に著者の過去の10年以上の投資実体験の振り返りが掲載されており、リーマンショックやギリシャショックなどを疑似体験することが出来ます。
仮にこれを読んで、「自分にはこの暴落は耐えられない」となったらリスク許容度を低くすべきでしょうし、「それでも淡々と買い増しをし続けられる」となったらリスク許容度を高くすべきでしょう。
そういった意味でも自分のスタンスを決めることが出来るこの本は良著だと思います。
インデックス投資は実は学ぶことはそう多くなく(笑)、アレコレ読まずともこの書籍1本で必要な知識が全て手に入ります。
そういった意味で、初心者にも分かりやすい平易な言葉で記載されているこの書籍は、万人におすすめできる一本になります。
毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資
おススメ度:★★★★☆
2本目は「毎月3万円で3000万円のプライベート年金を作る 米国つみたて投資」。
私はこの書籍を読んでインデックス投資を開始することを決意しました。
一番最初に読んだインデックス投資の書籍でもあります。
ボッタクリ投資信託の解約後、ロボアドバイザー(ウェルスナビ)、海外ETF、個別株と色々検討している最中にこの本を読み、自分のような素人サラリーマンが低コスト・低リスクで資産運用するにはインデックス投資が最適であることをこの本で学びました。
資産運用の基礎から、おすすめ投資信託、そして積み立てた後の取崩し方法まで、インデックス投資に関する手法を体系的に学ぶことが出来ます。
また、書籍を読む中で発生するであろう疑問に対しても、先回りして回答しているので、自然と他の投資方法との比較が可能で、頭の整理にも役立ちます。
一例を紹介すると、
これらの疑問、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
それに対して明確な回答を出しているので、それだけでも一見の価値ありだと思います。
著者おすすめの投資信託については、若干幅が狭いですが、まず間違いはないだろうという4本が選定されております。
他の優秀な投資信託が存在することも触れられていますが、他の投資信託は自身で調べていただく必要があります。
そういった意味で、体系的に学ぶという観点で☆1つ減としましたが、良著であることに変わりはないです。
出口戦略についても、正に目に鱗で、ただ積み立てるだけでなく、正しい取崩し方があるということを学びました。
この本を読んでいなかったら間違った取崩し方法で大損をしていた可能性があり、本当に読んで助かりました。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
おススメ度:★★★☆☆
最後はインデックス投資教本の定番、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」。
金融の素人である著者が、楽天証券研究員の金融のプロから資産運用の手法を学ぶ様子を、会話形式で本に起こしたものになります。
会話形式なので非常に読みやすく、私は1時間程度で読了しました。(その分若干情報量が少なめですが。)
インデックス投資を体系的に学べるだけでなく、実際にネット証券で口座を開設する方法を画像付きで紹介しているもの初心者に取っつき易いポイントで、初心者向けとして非常に良い本です。
更に、家は買うべきか?保険は必要か?結婚に関するお金の話と、人生における大きな支出にスポットを当てて、「お金の勉強」をすることが出来ます。
インデックス投資の勉強をしながら、マネーリテラシーを高められる本というのは希少だと思うので、その面でもおススメです。
最大の教訓は、あとがきの「信じたいものを信じる、こういう人が一番騙しやすい」。
色々調べたつもりでも、自分に都合の良い情報だけ仕入れていないか、冷静になって振り返る必要があるということですね。
ただ、唯一残念なのは、2015年と少し古い書籍なので、制度やおすすめ投資信託が一昔前のものになっています。(つみたてNISAがない時代なので、つみたてNISAに触れられていません)
最新の制度や投資信託は自分自身で調べる必要がありますが、サクッとインデックス投資を学ぶならこの本だと思います!
Amazonプライム会員なら無料で読めるのも嬉しいポイントです。
おわりに
本日はインデックス投資に関する書籍を3本紹介しました。
いずれも名著であることは変わりなく、内容が大きく違うこともないので、私のように3本全て読む必要はなく(笑)これ!という1本に絞って読んでいただければと思います。
皆様の資産形成の一助になれば幸いです!
ありがとうございました。
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